ファクタリングとは企業などにおいて利用される資金調達法のひとつです。資金調達法と言うと銀行などからの融資が代表的なものですが、ファクタリングは融資とは異なり審査が必要なく、金利が発生しない、お金を返す必要がない、負債にはならないと言ったメリットがあります。これはこの仕組みが、融資とは根本的に異なる流れをとるためです。ではどのような流れなのかを詳しく見ていきます。
まずある企業が提供したサービスがあります。通常、そこで対価として料金が支払われるはずですが、取引相手側の都合により料金が支払われていない売掛金が対象となります。サービスを提供した企業は、取引相手側の企業に対してファクタリングの契約に対する承諾を得ます。そしてそれが得られれば、企業はこの制度をとっている企業と契約を結びます。
サービス提供企業は取引相手と請求金額の確認を行います。その上で、取引相手企業とファクタリング業者でも確認が行われ、業者からサービス提供し企業に対して早期売掛金が支払われます。これは売掛金がそのままの金額で支払われると言うわけではなく、だいたいその8割程度の価格で買い取られ、支払われると言うのが一般的です。またこの際には手数料なども発生します。
その後、その分の金額が取引相手企業からファクタリング業者に支払われると言うのが一般的な流れです。相手の都合によってサービス対価としての料金が支払われないと言うのは、なかなか考えにくいことかもしれません。ですがたとえば医療や介護と言った、その料金の一部が公的保険によって補助されているサービスにおいてはこうしたことは珍しくないため、この仕組みが利用されることも多くあります。決済代行のことならこちら