資金繰りを改善する方法の一つとして給料の支払い方法の変更があります。たとえば20日で締めて月末に支払うという形をとっている場合を考えていましょう。月末に給料を支払うためには少し前から準備をしなければなりません。しかし、売り上げがキャッシュに結びつくのは月末であることが多いです。

取引先から振り子意を受けるのが月末になるといったこともあり得ることでしょう。ですから、給料の支払いのために資金繰りを考えなければなりません。もしも入金が遅い場合には、一時的に資金が不足して給料を支払えなくなるといったこともあり得ることでしょうし、一時的に融資を受けなければならないこともあります。もしも月末で締めて翌月の10日に支払うという形をとっていた場合、資金繰りは楽になります。

月末に取引先から入金された資金で支払うことができるからです。お金を受け取ってから支払うという形にできれば、資金の不足に困ることはないでしょう。こうするだけで1か月分の資金繰りが改善できるわけです。これは給料の支払い方だけにいえることではなくて、原則としてお金を受け取ってから支払うことができるように詩悔いを改善していくことが効果的です。

事業の規模が大きくなってくると、必要なお金も増えていきます。そのために運転資金も増えてきます。最初に大きな投資をして、その回収がかなり後になると、資金繰りの悪化の原因となりやすいです。もらってから支払うという形を身に着けておくのは良い方法です。