最近、クラウドファンディングと言う言葉をよく耳にします。これはネットを活用した小口の資金調達の新たな試みです。何か新たなプロジェクトやイベントを行おうと考えても、資金がないために諦めざるを得ない事もあります。クラウドファンディングはこうした人達の想いに共感した人達が出資をする事で、従来は諦めていた様なプロジェクトに挑戦する事を可能にした新たな仕組みです。
こうしたプロジェクトを始めようとする人と、それを応援する人を結びつけるサイトも多数開設されています。プロジェクトを起こす人は、出資者にリターンとして様々な特典を約束し、そうしたリターンやプロジェクト自身の魅力に共感した人が出資をするのです。多くのプロジェクトでは、それを推進するために必要な資金額を明確にし、その金額になるまで出資を要請するのです。出資をしてもらった人はプロジェクトの推進状況を、共感して出資してくれた人にSNSや仲介サイトのメッセージ機能を使って逐次報告し、出資者を巻き込んだプロジェクトの推進とする事が一般的です。
こうしたクラウドファンディングを悪用すれば、詐欺行為を働く事も可能な為、仲介サイトなどではプロジェクトをしっかりと吟味した上で、後押しをしているのが一般的です。プロジェクトが成功する事もあれば失敗する事があるのも当然で、出資者はリターンの恩典などを期待するのも良いですが、むしろその考え方に共感し、応援して上げようという想いで出資すべきでしょう。いづれにしても、ネットを活用して自分の想いに挑戦するために資金を募る事ができるなんて、素晴らしい事と言えるでしょう。